EXHIBITIONS
第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」
展示、上映、ライブパフォーマンス、トークセッションなど複合的なプログラムを行う映像と美術の国際フェスティバル「恵比寿映像祭」。10回目の今年は「インヴィジブル」をテーマに、世界を光で照らし出すと同時に、見えないものを浮かび上がらせる映像の不可視性=「インヴィジブル(見えないもの)」をキーワードとして、様々な映像のあり方を見つめ、現代を考える。
本展の見どころとなるのは、実験映画の形式「構造映画」の代表的作家であるポール・シャリッツによる16mmフィルム・インスタレーションとライブ上映や、日本のアングラ映画の代表格、岡部道男による16mmフィルム作品、オランダ出身のラファエル・ローゼンダールによる、見る角度によって画像が動く絵画作品。また、最新の映像規格「8K」をめぐるシンポジウムと参考上映展示まで、新旧の作品や、最新技術を通して映像がもたらす体験の可能性を再考するプログラムの数々だ。そして、断片的な映像素材と音声により全体像を紡ぎ出す手法でインスタレーション作品を手がけるジェームス・リチャーズ、コンセプチュアルな方法論で美術史をユーモラスに横断する、ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ、幼虫の成長過程を「メタ・ドキュメンタリー」として描く青柳菜摘、カメラの運動性を基軸に置く手法で映像作品を発表する高嶋晋一+中川周など、注目の新進作家や海外作家による新作、大型インスタレーション作品も集まる。
また、「黒人らしさ」のイメージを集めたマルティーヌ・シムズの映像シリーズや、20世紀初頭、真偽をめぐる世界的な騒動を引き起こした「コティングリー妖精写真」と関連資料。そして文化と政治の観点から現代の不可視性を考察する国際シンポジウムなど、社会と個人、時間、空間のあいだにある見えない関係を提示するプログラムも展開。そのいっぽうでは、多数のアジアプレミア、ジャパンプレミア作品を上映するなど、映像の現在にも出会える15日間となる。
本展の見どころとなるのは、実験映画の形式「構造映画」の代表的作家であるポール・シャリッツによる16mmフィルム・インスタレーションとライブ上映や、日本のアングラ映画の代表格、岡部道男による16mmフィルム作品、オランダ出身のラファエル・ローゼンダールによる、見る角度によって画像が動く絵画作品。また、最新の映像規格「8K」をめぐるシンポジウムと参考上映展示まで、新旧の作品や、最新技術を通して映像がもたらす体験の可能性を再考するプログラムの数々だ。そして、断片的な映像素材と音声により全体像を紡ぎ出す手法でインスタレーション作品を手がけるジェームス・リチャーズ、コンセプチュアルな方法論で美術史をユーモラスに横断する、ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ、幼虫の成長過程を「メタ・ドキュメンタリー」として描く青柳菜摘、カメラの運動性を基軸に置く手法で映像作品を発表する高嶋晋一+中川周など、注目の新進作家や海外作家による新作、大型インスタレーション作品も集まる。
また、「黒人らしさ」のイメージを集めたマルティーヌ・シムズの映像シリーズや、20世紀初頭、真偽をめぐる世界的な騒動を引き起こした「コティングリー妖精写真」と関連資料。そして文化と政治の観点から現代の不可視性を考察する国際シンポジウムなど、社会と個人、時間、空間のあいだにある見えない関係を提示するプログラムも展開。そのいっぽうでは、多数のアジアプレミア、ジャパンプレミア作品を上映するなど、映像の現在にも出会える15日間となる。





