EXHIBITIONS

特別展 北斎だるせん!

2017.11.18 - 12.17

葛飾北斎 北斎大画即書引札(部分) 名古屋市博物館蔵

葛飾北斎 北斎大画即書引札 名古屋市博物館蔵

葛飾北斎 冨嶽三十六景-神奈川沖浪裏 ティ・エス・ケー蔵

葛飾北斎 冨嶽三十六景-凱風快晴 ティ・エス・ケー蔵

葛飾北斎 冨嶽三十六景-尾州不二見原 個人蔵

高力猿猴庵 北斎大画即書細図 名古屋市博物館蔵

 江戸の浮世絵師・葛飾北斎と名古屋の関わりを紹介する特別展が開催される。
 
 葛飾北斎(1760~1849)は、文化9年(1812)と文化14年(1817)の少なくとも二度、名古屋を訪れた。1817年には縦18mの大だるまを即興で描くイベントを名古屋で開催し、「だるせん(だるま先生の略)」というあだ名が生まれるほど話題をさらった。また、1812年に名古屋の門人牧墨僊宅に半年ほど滞在した際に、北斎が描いたという三百点余りの絵が『北斎漫画』として出版されるなど、北斎と名古屋の関わりは深い。

 本展では、大だるまイベントを巡る熱狂を中心に、北斎と名古屋の関わりを紹介。来名前後に制作された彼の作品を見ながら、「名古屋から見た北斎像」を探る。