EXHIBITIONS
篠田優「Medium」
NADiff a/p/a/r/tで、篠田優の個展「Medium」が開催されている。
篠田は2013年に塩竈フォトフェスティバル写真賞大賞を受賞。その副賞として2015年には写真集『Medium』を刊行し、現在まで東京を中心に精力的に展示活動を行っている。
本展は、篠田のデビュー作である『Medium』(塩竃フォトフェスティバル、2015)と、本書と同様な関心のもとで撮られた写真を、撮影から数年を経たのちに編集した『ひとりでいるときのあなたを見てみたい』(paper company、2021)の2冊の写真集に掲載した作品から構成されている。詩的な静けさを湛える本作は、日常生活を営む空間や旅先で出会う風景において見出された、「反射」や「フレーム」、「レイヤー」といった写真のメカニズムを想起させるような現象をとらえている。
今年開催された「Long long, ago」(photographer’s gallery 、2023)では、三浦半島に残された陣地跡を撮影するなど、現在は場所が持つ記憶や記録の痕跡に関心を寄せる篠田だが、今回の展示では、作品と自分とのあいだに生じた時間の痕跡に新しく出会いなおすように、新たにプリントした作品を展示。
篠田は2013年に塩竈フォトフェスティバル写真賞大賞を受賞。その副賞として2015年には写真集『Medium』を刊行し、現在まで東京を中心に精力的に展示活動を行っている。
本展は、篠田のデビュー作である『Medium』(塩竃フォトフェスティバル、2015)と、本書と同様な関心のもとで撮られた写真を、撮影から数年を経たのちに編集した『ひとりでいるときのあなたを見てみたい』(paper company、2021)の2冊の写真集に掲載した作品から構成されている。詩的な静けさを湛える本作は、日常生活を営む空間や旅先で出会う風景において見出された、「反射」や「フレーム」、「レイヤー」といった写真のメカニズムを想起させるような現象をとらえている。
今年開催された「Long long, ago」(photographer’s gallery 、2023)では、三浦半島に残された陣地跡を撮影するなど、現在は場所が持つ記憶や記録の痕跡に関心を寄せる篠田だが、今回の展示では、作品と自分とのあいだに生じた時間の痕跡に新しく出会いなおすように、新たにプリントした作品を展示。