EXHIBITIONS
佐々木健
PAINTING・不定住と分裂Ⅱ
ターポリンを支持体に、ストロークの軌跡が残る絵画を制作する佐々木健。
佐々木は1968年、宮城県出身。94年に第8回ホルベイン・スカラシップ奨学生を経て、2011年に宮城県芸術選奨を受賞している。これまで、東京と宮城を拠点に作品を発表。
制作に関して以下の「絵画の仕事、新しいシリーズについての覚書」を記している。
● 絵を描こうという時、絵画を描くことと見ることを合わせ持つ触媒としての、作者の関数的経験は、名指しできないタイムラグの中で、濃度として感知できるだろう。その感覚が、描く者と見る者を共に分裂させる。
● 分裂は、身体が自然であることとして要請される。そしてコントロールできないことの当然さを無理なく抱えるための、ペインティングという仕事。
● 絵画が、現実の中に多様に見え隠れする意味と、いつかどこかで拮抗する可能性を想像し、描くことなのか、いかなる行為なのか、はたまたいかなる観測なのか、模索し、把握し、名指しすることを試し続ける。
● おかっぱ・イモリ・落下運動は、作者の時間軸に関係する。サステナブルな可制御性を持ち込むためのプラットフォーム。
● 地と図を一挙に運転する。
佐々木は1968年、宮城県出身。94年に第8回ホルベイン・スカラシップ奨学生を経て、2011年に宮城県芸術選奨を受賞している。これまで、東京と宮城を拠点に作品を発表。
制作に関して以下の「絵画の仕事、新しいシリーズについての覚書」を記している。
● 絵を描こうという時、絵画を描くことと見ることを合わせ持つ触媒としての、作者の関数的経験は、名指しできないタイムラグの中で、濃度として感知できるだろう。その感覚が、描く者と見る者を共に分裂させる。
● 分裂は、身体が自然であることとして要請される。そしてコントロールできないことの当然さを無理なく抱えるための、ペインティングという仕事。
● 絵画が、現実の中に多様に見え隠れする意味と、いつかどこかで拮抗する可能性を想像し、描くことなのか、いかなる行為なのか、はたまたいかなる観測なのか、模索し、把握し、名指しすることを試し続ける。
● おかっぱ・イモリ・落下運動は、作者の時間軸に関係する。サステナブルな可制御性を持ち込むためのプラットフォーム。
● 地と図を一挙に運転する。



