EXHIBITIONS
H et H(アッシュ エ アッシュ)
f450-number book
美術、映像、グラフィックデザイン、音楽、サウンド、テキストなどあらゆる表現を取り込む作品を制作する、平井武人と兵藤忠明によるアートユニット「H et H」の個展が開催される。
1989年、平井は兵藤とユニットを結成し、レントゲン藝術研究所や三菱地所アルティアム、ヨーロッパでの巡回展など展覧会を多数開催してきた。
本展のタイトルにもある「f450」は平井がレイ・ブラッドベリ著『華氏451度』からインスパイアを受けてつけた名称。同書の、451は本の素材である紙が燃え始める温度を示しており、「f450」(Fahrenheit 450)は紙という物質が燃え、別の物質へ移り変わる一歩手前の地点を比喩的に表したものとなっている。そこに「紙という物質(アナログ)」と「デジタルデータという非物質」の境界線を重ねた平井は、どちらの領域も横断した作業を行いたいという思いも込め、その姿勢を表す言葉として「f450」と呼称した。
平井が「H et H」として一連の作品を発表する貴重な機会となる本展で、秀逸な作品の数々に出会うことができるだろう。
1989年、平井は兵藤とユニットを結成し、レントゲン藝術研究所や三菱地所アルティアム、ヨーロッパでの巡回展など展覧会を多数開催してきた。
本展のタイトルにもある「f450」は平井がレイ・ブラッドベリ著『華氏451度』からインスパイアを受けてつけた名称。同書の、451は本の素材である紙が燃え始める温度を示しており、「f450」(Fahrenheit 450)は紙という物質が燃え、別の物質へ移り変わる一歩手前の地点を比喩的に表したものとなっている。そこに「紙という物質(アナログ)」と「デジタルデータという非物質」の境界線を重ねた平井は、どちらの領域も横断した作業を行いたいという思いも込め、その姿勢を表す言葉として「f450」と呼称した。
平井が「H et H」として一連の作品を発表する貴重な機会となる本展で、秀逸な作品の数々に出会うことができるだろう。


