EXHIBITIONS
カオス*ラウンジ新芸術祭2017 市街劇「百五〇年の孤独」
アーティストグループ「カオス*ラウンジ」は2014年から、福島県いわき市の各地を継続的に訪れ、美術史的、民俗学的、社会学的なリサーチを重ねてきた。2015年から年に1回、いわき市内で開催している「カオス*ラウンジ新芸術祭」は、その成果を発表する「市街劇」形式の展覧会である。
今年で3回目となる新芸術祭は、幕末から明治期の「廃仏毀釈」運動が激しく、今もその生々しい傷跡が残る、いわき市南西部の泉地区で開催される。
カオス*ラウンジは2016年から、泉地区の廃仏毀釈についてのリサーチを実施。旧泉藩内の廃寺跡を訪れ、関連資料を調査し、未だにあまり明らかになっていない事実の発見や、新資料の発掘などを独自に行なってきた。それらの成果を踏まえ、「復興の失敗」をテーマとした市街劇形式の展覧会を開催する。
2011年11月に開催した『カオス*イグザイル』(フェスティバル・トーキョー2011主催作品)からはじまった、カオス*ラウンジによる市街劇形式の展覧会の試み。被災地での市街劇は「怒りの日」(2015年)からであり、今回の「百五〇年の孤独」は、現時点での集大成となる。
震災後を生きる私たちにとって、復興や慰霊、鎮魂とは何なのか。現代における芸術や宗教の役割とは何なのか。現代美術に何ができるのか。カオス*ラウンジなりの実践をもって、ひとつの回答を示す。
今年で3回目となる新芸術祭は、幕末から明治期の「廃仏毀釈」運動が激しく、今もその生々しい傷跡が残る、いわき市南西部の泉地区で開催される。
カオス*ラウンジは2016年から、泉地区の廃仏毀釈についてのリサーチを実施。旧泉藩内の廃寺跡を訪れ、関連資料を調査し、未だにあまり明らかになっていない事実の発見や、新資料の発掘などを独自に行なってきた。それらの成果を踏まえ、「復興の失敗」をテーマとした市街劇形式の展覧会を開催する。
2011年11月に開催した『カオス*イグザイル』(フェスティバル・トーキョー2011主催作品)からはじまった、カオス*ラウンジによる市街劇形式の展覧会の試み。被災地での市街劇は「怒りの日」(2015年)からであり、今回の「百五〇年の孤独」は、現時点での集大成となる。
震災後を生きる私たちにとって、復興や慰霊、鎮魂とは何なのか。現代における芸術や宗教の役割とは何なのか。現代美術に何ができるのか。カオス*ラウンジなりの実践をもって、ひとつの回答を示す。








