EXHIBITIONS
SICF23 EXHIBITION部門 グランプリアーティスト展
みょうじなまえ「バベルとユートピア」
「SICF(スパイラル・ インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)」の第23回EXHIBITION部門グランプリ受賞者・みょうじなまえの個展「バベルとユートピア」が、スパイラルガーデンで開催される。
「SICF」は、若手作家の発掘・育成・支援を目的として2000年から開催されているアートフェスティバル。第23回でグランプリを獲得したみょうじなまえは、自身に与えられたジェンダーとこれまでの経験を契機に、女性の身体や性、アイデンティティと、その消費をめぐる問題をテーマに作品を制作するアーティストだ。
しばしばモチーフとして登場する女児向けの玩具や、その趣向を過剰なまでに強調する表現は、幼少期の段階で刷り込まれていくジェンダーの存在を示唆するとともに、私たちが様々な「らしさ」に制約されて生きていることに気付かせるだろう。近年は、自身の体験に加え、神話や戯曲などの物語を題材に、映像や立体作品など様々なメディアを演劇空間のように配置する重層的なインスタレーションを展開。我々が内面化しているジェンダーやセクシャリティ、あるいは家族といった現代が抱える多様で複雑な問題を作品に内包してきた。
本展では、社会構造に潜む性を含んだ暴力の問題をテーマに、古代ローマ詩人・オウィディウスの叙事詩『変身物語』や、ギリシャ神話の怪物などを題材とした映像インスタレーション新作が発表される予定だ。
「SICF」は、若手作家の発掘・育成・支援を目的として2000年から開催されているアートフェスティバル。第23回でグランプリを獲得したみょうじなまえは、自身に与えられたジェンダーとこれまでの経験を契機に、女性の身体や性、アイデンティティと、その消費をめぐる問題をテーマに作品を制作するアーティストだ。
しばしばモチーフとして登場する女児向けの玩具や、その趣向を過剰なまでに強調する表現は、幼少期の段階で刷り込まれていくジェンダーの存在を示唆するとともに、私たちが様々な「らしさ」に制約されて生きていることに気付かせるだろう。近年は、自身の体験に加え、神話や戯曲などの物語を題材に、映像や立体作品など様々なメディアを演劇空間のように配置する重層的なインスタレーションを展開。我々が内面化しているジェンダーやセクシャリティ、あるいは家族といった現代が抱える多様で複雑な問題を作品に内包してきた。
本展では、社会構造に潜む性を含んだ暴力の問題をテーマに、古代ローマ詩人・オウィディウスの叙事詩『変身物語』や、ギリシャ神話の怪物などを題材とした映像インスタレーション新作が発表される予定だ。