ダニエル・マチャド「Tango x 3 」展

　太郎平画廊で、ウルグアイ出身の写真家 ダニエル・マチャドによる写真展「Tango x 3（タンゴ・ポル・トレス）」が開催される。

　ダニエル・マチャドはモンテビデオ生まれ。現在は東京に在住し、フリーランス・フォトグラファ―、立教大学ラテンアメリカ研究所研究員として活動。IEC、ウルグアイ共和国大学にて、建築とコンピューターグラフィックを学び、FCU（モンテビデオ）、GrisArt international school of photography（スペイン・バルセロナ）にて写真を学ぶ。ウルグアイ、アルゼンチン、スペイン、そして日本という多国で暮らした経験から複雑な視点を持って社会の側面や生活をとらえる作品を制作している。

　本展では、幼い頃からマチャドが慣れ親しんできたタンゴを題材とした3つのシリーズ作品「タンゴ・コンフュージョン」「脚とバンドネオン」「音楽ラッキーホール」を展示。マチャドが写し出したタンゴを楽しむ人々の姿は、境界が曖昧となりクロスオーバーな社会を反映しているかのようでありながらも、良き時代を懐かしむノスタルジアを感じることもできるだろう。