Cutie Family's Love at the Time and after Corona

　AMMON KYOTOで篠原有司男、篠原乃り子、篠原アレックス空海の篠原一家による展覧会「Cutie Family's Love at the Time and after Corona」展が開催されている。

　篠原有司男は1932年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部油絵学科にて林武に師事し、在学中より読売アンデパンダン展に出品。1960年に吉村益信らと結成した「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」での活動や、渡米後の活躍など、日本の前衛芸術の一時代を築いた人物の一人として国内外から高い評価を受けている。
　
　篠原乃り子は1953年富⼭県⽣まれ。篠原有司男の妻。1986年にニューヨークのキャッツ・クラブで初個展を開催し、2007年にはニューヨークのジャパン・ソサエティ100周年記念展に参加。10年からは、ニューヨーク、ダラス、ヒューストン等各地で個展・グループ展を⾏い継続的に作品の発表を⾏っている。

　アレックス・空海・篠原は1974年アメリカ・ニューヨーク生まれ。篠原有司男の息子にあたり、現在ニューヨークを拠点に活動。

　本展では、篠原有司男のエネルギッシュなパフォーマンス《ボクシング・ペインティング》によって制作された大作や昨年描かれた新作、篠原乃り子が自身の分身として描いた《Cutie》シリーズ、篠原アレックス空海による新作を中心に展示されている。