EXHIBITIONS
太久磨
自画像としての植物
「植物」の絵を描くことで自身の生き方を見つめ直そうと試みる太久磨(たくま)を紹介する。
香川県在住の太久磨は、中学卒業後にアニメーターや映画監督などを目指し上京するも挫折。やがて自らの生き方を模索するなかで、ゴッホに憧れ絵を描くようになる。上野公園でデッサンをしていた22歳の時期に、勧誘を受け宗教団体Alephへ入信。仕事終わりに毎日道場へ通い、6年間出家信者を目指し信徒として修行を続けた。29歳で脱会後に「自画像としての植物」と題した連作を描き始める。
太久磨は植物をほぼ同じ構図、色彩で描写。シリーズは3年間でおよそ100点にもおよび、作家がアニメーターや宗教団体で培ってきたアニミズムの思想や宗教観が色濃く反映されている。
本展では、これまで誰にも知られることのなかった作品群を初公開。信仰に対する心が失われつつある現代社会において、太久磨が描く不条理で妖艶な世界が立ち現れる。
香川県在住の太久磨は、中学卒業後にアニメーターや映画監督などを目指し上京するも挫折。やがて自らの生き方を模索するなかで、ゴッホに憧れ絵を描くようになる。上野公園でデッサンをしていた22歳の時期に、勧誘を受け宗教団体Alephへ入信。仕事終わりに毎日道場へ通い、6年間出家信者を目指し信徒として修行を続けた。29歳で脱会後に「自画像としての植物」と題した連作を描き始める。
太久磨は植物をほぼ同じ構図、色彩で描写。シリーズは3年間でおよそ100点にもおよび、作家がアニメーターや宗教団体で培ってきたアニミズムの思想や宗教観が色濃く反映されている。
本展では、これまで誰にも知られることのなかった作品群を初公開。信仰に対する心が失われつつある現代社会において、太久磨が描く不条理で妖艶な世界が立ち現れる。