EXHIBITIONS

ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-

太田洋愛 ‘アメリカ’ 国立科学博物館蔵

太田洋愛 ヤマザクラ 国立科学博物館蔵

 国立科学博物館で企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」が開催されている。
 
 本展では、日本のサクラ研究の集大成ともいえる出版物『日本桜集』(文・大井次三郎 / 画・太田洋愛、1973年)の原画を中心に、日本におけるボタニカルアート(植物画)の先駆者・太田洋愛が描いた貴重なサクラの水彩画約100点を公開。

 第1章「サクラの自然史」、第2章「桜のボタニカルアート」、第3章「太田洋愛の桜図」で構成される会場では、描画の素材となったサクラの押し葉標本や関連資料も展示。サクラの自然史研究について学びながら、桜の季節が一層待ち遠しく感じられる展示になるだろう。