EXHIBITIONS
ACT(Artists Contemporary TOKAS)Vol.5
引き寄せられた気配
「ACT(Artists Contemporary TOKAS)」は、トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)のプログラムに参加経験のある作家を中心に、注目すべき活動を行っているアーティストを紹介する企画展として、2018年度より開催されている。
今年度で5回目となる本展では、海老原靖、鮫島ゆい、須藤美沙の3名を迎え、見えないものの存在をとらえ、様々なスケールでその実体とイメージするものの関係性を問いかける。
海老原は1976年生まれ。2001年東京藝術大学大学院修了。大衆に消費される存在や薄れていく記憶の儚さを探求し、絵画や立体、写真、パフォーマンスなど様々な表現をしている。煩悩の乱れを複雑に絡み合う髪の毛に見立てて繊細な筆致で描いた「LUST」シリーズ、社会の理想を体現するべく消費された美の象徴として描いた「マコーレー・カルキン」シリーズなど数多くの作品があり、それぞれがまったく異なる作風を持つ。
鮫島は1988年生まれ。2010年京都精華大学芸術学部版画専攻卒業。 自然信仰やアニミズム信仰といった、「目に見えないもの」を五感で感じ取ろうとしてきた人々の精神性に興味を持ち、「見えるもの」と「見えざるもの」をつなぐ、あるいはその両者の境界を示すことをテーマに絵画表現を中心とした作品を制作している。
須藤は1982年生まれ。2007年埼玉大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了。天体観測や神話に深く関心を寄せ、宇宙の画像や天文に関する事物をモチーフに、体感し難い宇宙空間を表現し、宇宙との距離を縮めることを試みる。紙にピンで無数の穴をあけ、光をあてることで、画面上に星々や銀河、惑星などのイメージを浮かび上がらせる作品を主に制作している。
本展のタイトルは「引き寄せられた気配」。3名のアーティストは、その視座も手法も多様だが、それぞれの作品群の背後から不可視の存在がうごめき、漂う気配となって立ち現れる。
今年度で5回目となる本展では、海老原靖、鮫島ゆい、須藤美沙の3名を迎え、見えないものの存在をとらえ、様々なスケールでその実体とイメージするものの関係性を問いかける。
海老原は1976年生まれ。2001年東京藝術大学大学院修了。大衆に消費される存在や薄れていく記憶の儚さを探求し、絵画や立体、写真、パフォーマンスなど様々な表現をしている。煩悩の乱れを複雑に絡み合う髪の毛に見立てて繊細な筆致で描いた「LUST」シリーズ、社会の理想を体現するべく消費された美の象徴として描いた「マコーレー・カルキン」シリーズなど数多くの作品があり、それぞれがまったく異なる作風を持つ。
鮫島は1988年生まれ。2010年京都精華大学芸術学部版画専攻卒業。 自然信仰やアニミズム信仰といった、「目に見えないもの」を五感で感じ取ろうとしてきた人々の精神性に興味を持ち、「見えるもの」と「見えざるもの」をつなぐ、あるいはその両者の境界を示すことをテーマに絵画表現を中心とした作品を制作している。
須藤は1982年生まれ。2007年埼玉大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了。天体観測や神話に深く関心を寄せ、宇宙の画像や天文に関する事物をモチーフに、体感し難い宇宙空間を表現し、宇宙との距離を縮めることを試みる。紙にピンで無数の穴をあけ、光をあてることで、画面上に星々や銀河、惑星などのイメージを浮かび上がらせる作品を主に制作している。
本展のタイトルは「引き寄せられた気配」。3名のアーティストは、その視座も手法も多様だが、それぞれの作品群の背後から不可視の存在がうごめき、漂う気配となって立ち現れる。