石川竜一「zk」

　PURPLEでは、写真家・石川竜一の個展「zk」が開催。「絶景のポリフォニー」を継ぐ最新シリーズを公開する。

　石川は1984年沖縄県生まれ。2010年、写真家・勇崎哲史に師事し、翌年に東松照明デジタル写真ワークショップに参加する。12年に「okinawan portraits」で第35回写真新世紀佳作を受賞。15年には第40回木村伊兵衛写真賞、日本写真協会賞新人賞に選ばれる。これまでの写真集に『okinawan portraits 2010-2012』『絶景のポリフォニー』『adrenamix』『okinawan portraits 2012-2016』『いのちのうちがわ』（いずれも赤々舎）、『CAMP』（SLANT）がある。

　つねに新たな写真表現の可能性に分け入る石川。最新作「zk」は、石川が2014年に発表した「絶景のポリフォニー」を継ぐシリーズであり、時間や場所を超えて徘徊し思考された、世界の流動する力と関係性が表れている。

　本展では「zk」の大判プリントを中心に、PURPLEの空間で展開する。