吉田紳平 個展「unreadable letter - 読めない手紙」

　3331アーツ千代田内にスペースを構えるmyheirloomは、吉田紳平の個展「unreadable letter - 読めない手紙」を開催する。

　吉田は1992年奈良県生まれ。2014年京都造形芸術大学を卒業。絵画を主なメディアとし、現在は東京を拠点に活動。静かで控えめな色彩のポートレイトを描いている。

　2018年にはドイツのアーティストランスペース「FRISE」にてアーティストインレジデンスに参加。以降はファウンドフォトを題材にした色鉛筆によるポートレイトシリーズや、自身のプライベートな体験から着想を得たインスタレーション作品を展開している。

　吉田は本展への思いを、以下のように綴っている。

「今回は、これまでのポートレイトのシリーズに加え、この夏に亡くなった祖父から私宛に送られてきた最後の手紙をきっかけに作り始めたインスタレーションを軸に展開しています。私自身だけでなく、そこに訪れるひとりひとりにとっての静かな問いかけの場になってくれることを願います（ステイトメントより一部抜粋、吉田紳平）」。