EXHIBITIONS
須賀昭初展
角材や鉄板などを用いたインスタレーション作品を主に発表してきた須賀昭初(しょうはつ)。
1970年代に作家として活動を始めてほどなく、当時ではまだ珍しかったコットンのロウ(生)キャンバスに出会い、素材が持つ物質としての魅力に一気に引き込まれ、平面作品に取り組むようになる。当初は、キャンバスの持つ輝きをどのように活かせるかを試行し、結果、画面に一切手を加えない地の面と透明メディウムのみを塗り重ね、わずかに黄褐色へと変化した面とで構成された作品を発表。
その後の試行錯誤を経て、90年代後半には色材がゆっくりとロウキャンバスに染み込む感覚を体得し、透明なメディウムを塗り込み十分乾いたあとで一気に色を重ね、さらに拭きとるといった手法で、形態、空間を擁した画面を出現させることに成功した。
本展では、当時と同様のプロセスで、再制作ではなくさらなる追求という位置づけで制作された新作する。
1970年代に作家として活動を始めてほどなく、当時ではまだ珍しかったコットンのロウ(生)キャンバスに出会い、素材が持つ物質としての魅力に一気に引き込まれ、平面作品に取り組むようになる。当初は、キャンバスの持つ輝きをどのように活かせるかを試行し、結果、画面に一切手を加えない地の面と透明メディウムのみを塗り重ね、わずかに黄褐色へと変化した面とで構成された作品を発表。
その後の試行錯誤を経て、90年代後半には色材がゆっくりとロウキャンバスに染み込む感覚を体得し、透明なメディウムを塗り込み十分乾いたあとで一気に色を重ね、さらに拭きとるといった手法で、形態、空間を擁した画面を出現させることに成功した。
本展では、当時と同様のプロセスで、再制作ではなくさらなる追求という位置づけで制作された新作する。