EXHIBITIONS

早稲田大学演劇博物館 特別展 シェイクスピア戯曲全37作品翻訳記念

Words, words, words.―松岡和子とシェイクスピア劇翻訳

早稲田大学演劇博物館 1階 特別展示室
2022.10.01 - 2023.01.22

キービジュアル デザイン=名久井直子 撮影=井上佐由紀

彩の国シェイクスピア・シリーズ台本

松岡和子 翻訳メモ

松岡和子個人全訳シェイクスピア全集 全33巻(ちくま文庫)

展示風景より

 早稲田大学演劇博物館が特別展「Words, words, words.―松岡和子とシェイクスピア劇翻訳」を開催中。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲全37作品の完訳を記念し、翻訳家、演劇評論家・松岡和子の翻訳活動を紹介する。

 2020年12月、シェイクスピア37戯曲を翻訳を終えた松岡。これは坪内逍遙訳、小田島雄志訳に続く偉業であり、演劇評論家としての活動とあわせ、松岡に関する様々な特集が新聞、テレビ、雑誌などで組まれてきた。

 本展は、松岡の翻訳活動に焦点を当てた初の展覧会。松岡がシェイクスピアの言葉と向き合ってきた日々の軌跡を、直筆翻訳ノート、翻訳原稿、上演台本などを通してたどる。

 また、ゆかりの深い演出家や俳優とのエピソードも、舞台写真やチラシ、ポスターとともに紹介するほか、松岡がとくに大切にしている『夏の夜の夢』上演台本(ジョン・ケアード演出、新国立劇場、2007)も本邦初公開される。