佐藤ブライアン勝彦「AFRO GAME」

　佐藤ブライアン勝彦による作品展示「AFRO GAME」が、代々木上原のファイヤーキングカフェで開催されている。

　佐藤は1968年宮城県仙台市生まれ。25歳より独学で絵を描き始め、褐色女性を愛らしい動物やコミック・キャラクターと組み合わせた作品を発表。ニューヨークのローブロー・アート誌『Art? Alternatives』において特集が組まれるなど、注目されてきた。

　2001年より地元・仙台市に拠点を移し活動。東日本大震災で被災したことを機に、それまでのファンタジックな作風と並行して、社会、政治が抱える矛盾や葛藤をテーマにした制作にも取り組む。近年では国内アートフェアへの参加をはじめ、オランダ、スイス、ロサンゼルスなどでも作品を発表している。

　恐怖の感情とは真逆のファンタジーに満ちあふれた、心地よいムードで満たされている佐藤の作品。本展では近年の新作を中心に展示する。

　2022年11月18日からは、Sho + 1にて「the perfect view from the planets」展を開催予定。