EXHIBITIONS

川端健太 個展「そこに見えて居ない」

2022.10.15 - 11.06

川端健太 個展「そこに見えて居ない」より

 TAKU SOMETANI GALLERYでは、画家・川端健太の個展「そこに見えて居ない」を開催する。

 川端は東京藝術大学大学院修了。現代的な視覚体験や感覚、個人の記号化や、インターネットの普及に伴う人とのコミュニケーションの多層化など、人と人との情報伝達を間接的にしていると思われる隔たりについて考え、絵画彫刻を制作している。

「そこに見えて居ない」と題した本展へ、以下のステイトメントを出している。

「私はインターネット時代の利便性と表裏一体で存在する直接性の欠落した様々な隔たりを意識して絵画、彫刻の制作を行ってきた。パソコンの画面に胸から上が映った映像だけではその人の身長や、仕草や立ち振る舞いが見えない。現代のコミュニケーションでは克明に対象が見えているようでそこには実態が伴わない事が多い。私は絵画作品を通しインターネットなどの多層的な隔たりにより直接触れたり見たりする体験が希薄した現代特有な感覚を提示したい(川端健太)」。