EXHIBITIONS

桜井孝身・櫻井共和「九州派をつくったもの、九州派からうまれたもの」

桜井孝身 天使とパラダイスシリーズⅠ-Ⅳ 1990年代

櫻井共和 抽象2022

櫻井共和 抽象2022

 桜井孝身と櫻井共和の父子による2人展「九州派をつくったもの、九州派からうまれたもの」が、銀座 蔦屋書店のイベントスペースGINZA ATRIUMで開催されている。

 桜井孝⾝(1928〜2016)は、1950年代から福岡を拠点とした前衛芸術家グループ「九州派」の中心メンバーとして活動したアーティスト。九州派の解散後、⽗・孝⾝とともに渡⽶した櫻井共和は、幼少時から絵筆に囲まれて過ごし、帰国後は九州を拠点としてアーティスト活動を続けている。

 東京での初めての2人展となる本展では、孝身による1970年頃からの力強い平面・立体作品と、絵画を分離・純粋化したのちに何層もレイヤーを重ねて描かれた共和の作品を紹介する。歴史的に価値のある作品の数々が並ぶ貴重な機会となる。

 なお会場にて出品作の販売を行うほか、一部の作品はアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でも取り扱う。