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川口珠生展

川口珠生 参考画像

川口珠生 参考画像

 空間に絵を描き、透明な箱をキャンバスに見立て虫を描くパフォーマンスなどを行う川口が、絵画5点に加え、「パフォーマンスとしての絵画」を発表する。

 5つの絵画は、解体され、再構築された、レディメイドの集合的なもので、「絵画というよりもインスタレーションに近いかもしれない」と川口は言う。主に、海外で進めているパフォーマンスとしての絵画は、人が入ることができる大きさのボックスに、透明ビニールやトレーシングペーパーを張ったものをタブローに見立て、中から絵が描かれていく様子を日々見せるもの。中に入る川口自身は、アイデンティティを隠すため白装束を着て、日々その土地にまつわる昆虫を描く。

 本展では、描くことと同時に起こるコミュニケーションの同時性が起こす、絵画のインタラクティビティを見つめる。