EXHIBITIONS

山本桂輔 展「高濃度の森、落雷とミミズ」

山本桂輔 漂う焦点、発酵する粒子 2022

 MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYは、作家・山本桂輔の個展「高濃度の森、落雷とミミズ」を開催する。

 山本はこれまで自然の草花や鉱石、知覚したメージなどを自身の感覚に共鳴させ、絵画と彫刻の異なる領域を横断しながら制作してきた。目に見えないもの、見えるものも含めたあらゆる存在に表現の可能性を見出し、古道具を素材に偶然に呼び起こされた彫刻や、妖精のような愛らしい立体作品、夢想と現実が溶け合う幻想的な絵画など、ジャンルを超越し展開される様々な表現は国内外で注目され、好評を博している。

 本展では、目には見えない地中深く、無数の小さな命が系(つな)ぐ世界を想像して制作された新作をメインに、絵画と彫刻およそ50点が並ぶ。