EXHIBITIONS
清水雄稀「標と徴」
Gallery -1は、陶芸家・清水雄稀(しみず・ゆうき)による個展「標と徴」を開催する。
清水は1993年埼玉県所沢市生まれ。2022年東京藝術大学大学院修了。現在は、茨城県取手市にて作陶を行う。素材、技法、形、装飾、焼成の一体を目指し、器や壷などの用途以外の概念や成り立ちを再解釈した作品制作に取り組んでいる。
本展で清水は、壷をモチーフにキャラクター(性格、人格)を表現することを試みた作品を発表する。
「壷という存在が人間のメタファーとして捉えられる事は珍しく無い。しかし肉体的な意味合い(曲線美や白い肌など)に限定されることが多く、その他の人間性を構築する部分が見出される事は少ない。
直接的なモチーフ(目などの部位、服など)を使わず、『壷』を損なわずにキャラクターを表現しようとした時、『壷』(人)の持つ内(内面性)と外(外見)、その2つを隔てる『蓋』(理性)、壷と蓋を繋ぐ『装飾』(標徴)の3つが必要だと考えた。
『壷、蓋、装飾』のそれぞれの『形体、色、紋様』が無限の組み合わせを生む中で、意思と意味をもってそれらを選ぶ事がキャラクターを形作る。
『標』とは抽象を表す具体的なもの。
『徴』とは隠された意味が外面に現れたもの。
既存のイメージ(壷は人体のメタファー)、既存の要素(蓋、装飾)の再構築が、現代では本来の用途(貯蔵など)を失いキャンバスのように使われる壷の個性(キャラクター)を改めて確立する構想、の現時点での成果をご高覧下さい(アーティストステイトメント)」。
清水は1993年埼玉県所沢市生まれ。2022年東京藝術大学大学院修了。現在は、茨城県取手市にて作陶を行う。素材、技法、形、装飾、焼成の一体を目指し、器や壷などの用途以外の概念や成り立ちを再解釈した作品制作に取り組んでいる。
本展で清水は、壷をモチーフにキャラクター(性格、人格)を表現することを試みた作品を発表する。
「壷という存在が人間のメタファーとして捉えられる事は珍しく無い。しかし肉体的な意味合い(曲線美や白い肌など)に限定されることが多く、その他の人間性を構築する部分が見出される事は少ない。
直接的なモチーフ(目などの部位、服など)を使わず、『壷』を損なわずにキャラクターを表現しようとした時、『壷』(人)の持つ内(内面性)と外(外見)、その2つを隔てる『蓋』(理性)、壷と蓋を繋ぐ『装飾』(標徴)の3つが必要だと考えた。
『壷、蓋、装飾』のそれぞれの『形体、色、紋様』が無限の組み合わせを生む中で、意思と意味をもってそれらを選ぶ事がキャラクターを形作る。
『標』とは抽象を表す具体的なもの。
『徴』とは隠された意味が外面に現れたもの。
既存のイメージ(壷は人体のメタファー)、既存の要素(蓋、装飾)の再構築が、現代では本来の用途(貯蔵など)を失いキャンバスのように使われる壷の個性(キャラクター)を改めて確立する構想、の現時点での成果をご高覧下さい(アーティストステイトメント)」。




