EXHIBITIONS
鏡と穴-彫刻と写真の界面 vol.5
石原友明
皮革、プラスティック、ガラスなどといった多様な素材を駆使すると同時に、写真や絵画、彫刻、インスタレーションなどの手法を混ぜ合わせ、新しい境地を開いてきた石原友明。
身体や顔だけでなく、細胞や体液まで像にしてきたが、今回の出品作には毛髪も取り上げる。一見、抽象絵画のように見えるキャンバスには、描かれた線ではなく、身体の一部としての毛髪の像がある。二次元と見まがう三次元の毛髪は、デジタル撮影したデータをフィルムに出力し、握りつぶしてから広げたでこぼこの印画紙にフォトグラムのようにかざすことで、三次元の面に焼きつけた像だという。アナログ写真とデジタルを乳剤的に混淆した次元交換のプロセスに加えて、ネガポジ反転や絵具への置換が行われた像が絵画となる。
身体や顔だけでなく、細胞や体液まで像にしてきたが、今回の出品作には毛髪も取り上げる。一見、抽象絵画のように見えるキャンバスには、描かれた線ではなく、身体の一部としての毛髪の像がある。二次元と見まがう三次元の毛髪は、デジタル撮影したデータをフィルムに出力し、握りつぶしてから広げたでこぼこの印画紙にフォトグラムのようにかざすことで、三次元の面に焼きつけた像だという。アナログ写真とデジタルを乳剤的に混淆した次元交換のプロセスに加えて、ネガポジ反転や絵具への置換が行われた像が絵画となる。


