EXHIBITIONS

細川コレクション

雅―細川家の歴史と美―

2022.07.15 - 09.25, 2022.10.01 - 12.25

細川忠興所用 刀 銘 濃州関住兼定作(歌仙兼定) 室町時代後期(16世紀)
永青文庫蔵 展示期間:8月23日~9月25日

細川忠興所用 粉引茶碗 大高麗  朝鮮王朝時代(15~16世紀)
永青文庫蔵 展示期間:8月23日~9月25日

細川宏子所用 白地唐扇花卉文様小袖 江戸時代後期(19世紀)
熊本県立美術館蔵 展示期間:10月1日~12月25日

桐九曜紋松梅蒔絵香道具 江戸時代(18~19世紀)
永青文庫蔵・熊本県立美術館寄託 展示期間:10月1日~12月25日

 熊本県立美術館の細川コレクション永青文庫展示室(別棟展示室)では、公益財団法人永青文庫の所蔵品を通じて、熊本の歴史や美術、そして細川家の大名文化の総合的な紹介を行っている。

 今回の「細川コレクション 雅ー細川家の歴史と美ー」展の​第Ⅰ部では、細川家に伝わる藩主が用いた甲冑やゆかりの武器・武具、当主夫人が着用した華やかな衣裳や、様々な技法で装飾された調度品を展示している。

 さらに、戦国乱世を生き抜いた武将・細川忠興(三斎)の愛刀「歌仙兼定」(《刀 銘 濃州関住兼定作》)を期間限定(8月23日~9月25日)で特別公開。当代一流の文化人でもある忠興は、名茶人として利休七哲にも数えられ、こうした流れから細川家には多くの茶道具が伝来している。

 そして​​第Ⅱ部(10月1日〜12月25日)では、武家にとって必須の教養であった能楽に用いる能面・能道具や、優雅な嗜みとして親しまれた香にまつわる道具を紹介する(会期中、一部展示替えあり)。