EXHIBITIONS

Reva 個展「A heaven in a wild flower」

NEORT++
2022.08.13 - 09.04

キービジュアル

Reva 参考画像

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展示イメージ

 アーティスト・RevaによるNFT作品展「A heaven in a wild flower」が、馬喰町のNEORT++で開催される。

 Revaは中国在住のアルゴリズム・アーティスト、クリプト・アーティスト、コンピュータ・グラフィックス・エンジニア。中国科学院計算機技術研究所で修士号を取得したのち、映画製作、VR、AR業界でアルゴリズムエンジニアとして6年間勤務した。2018年に独学でジェネラティブアートを学び、以降はフリーランスとして、ニューメディア・アートを制作し続けている。

 本展は開催にあたり、完全オンラインコミュニケーションで展示が企画された。ロックダウン下の中国とオンラインでつなぎながら、展示を設計するという意欲的な試みであり、デジタル・アート専門というNEORT++の強みを生かした、今後の展示形態にも注目が集まる。

 本展に寄せて、Revaは以下の言葉を綴った。

「『一花一世界』。この言葉は『華厳経』からの引用であり、『花を通して私たちは世界を理解する、あるいは花の一つ一つに世界が宿る』という意味を持ちます。そして、時と場所を異にしながらも、イギリスの詩人、ウィリアム・ブレイクは『A heaven in a wild flower』という言葉を残しています。

To see a World in a Grain of Sand And a Heaven in a Wild Flower, Hold Infinity in the palm of your hand And Eternity in an hour.
一粒の砂の中に世界を見、一輪の花の中に天国を見る。そして、野の花の中に天国を見る。手のひらの中に無限を抱き、そして、ひとときで永遠を手に入れる。

私の理解では、それは平和でオープンな心の状態です。この世は欠点があっても、生命力に溢れている。花は小さくても、蜜蜂や蝶の楽園です。誰もが花なのです。ただ、私たちはそれを無視したり、観察することを忘れたりすることがあるだけなのです。本作品では、中国の磁器からインスピレーションを得て、青磁や七宝、中国画の色彩を活かして制作しました。また、磁器はchinaとも呼ばれ、中国文化を代表するものです。そこに表現された、花や絡み合う枝。こうした中国の伝統的な美的印象を基調としながら、アルゴリズムによってあらゆる種類のユニークな『一花一世界』をこの場で生成しています。リアルタイムで会場に咲く、コードによって生成された中国文化の紋様をお楽しみください(Reva)」。