EXHIBITIONS

バロックの巨匠たち

ルーベンス、レンブラント、ベラスケスと栄光の時代

2017.04.15 - 06.11

アンソニー・ヴァン・ダイク エジプトへの逃避途上の休息 ヨハネ・パウロ2世美術館 © Museum John Paul Ⅱ Collection

グイド・レーニ 聖家族-エジプトへの逃避途上の休息 1637 ヨハネ・パウロ2世美術館 © Museum John Paul Ⅱ Collection

ペーテル・パウル・ルーベンス 十字架への道 ヨハネ・パウロ2世美術館 © Museum John Paul Ⅱ Collection

レンブラント・ファン・レイン 襞襟を着けた女性の肖像 1644 ヨハネ・パウロ2世美術館 © Museum John Paul Ⅱ Collection

ピーテル・ブリューゲル(子) 東方三博士の礼拝 プラハ国立美術館 © National Gallery in Prague 2016

 西洋美術の歴史のなかでも名だたる巨匠たちが登場したバロック期をフォーカスした展覧会が開かれている。バロック絵画の様式は16世紀末のイタリアを起源として、18世紀初頭までにヨーロッパ各地に拡大。写実的な描写と明暗法を特徴とするドラマチックなバロック絵画は、見る者の感情に訴えかける効果があり、当時のカトリック教会においては聖書を視覚的に表現するための手段として重要な役割を果たした。

 本展では、ヨハネ・パウロ2世美術館、プラハ国立美術館、シャルトル会修道院美術館が所蔵する絵画44点を展示。ティツィアーノ、ヴェロネーゼなどバロック様式に影響を与えたイタリアの画家たち、レンブラント、ルーベンス、ブリューゲル(子)、ヴァン・ダイクなどオランダとフランドルの画家たち、さらにベラスケス、ムリーリョといったスペインの画家たちなど、巨匠たちが描き出した華麗なるバロックの世界を紹介する。