魅惑の西洋近代絵画

　北海道立函館美術館では、特別展「笠間日動美術館コレクション 魅惑の西洋近代絵画 モネ、ルノワールからピカソ、マティスまで」が開催されている。

　19世紀から20世紀にかけて、フランスを中心とする美術界では、自然の再現のみならず、人間性を重視した作家の個性を生かす表現が次々と生まれ、その後の芸術の行方を大きく切り開いた。パリには新しい表現を求めて世界中から芸術家が集まり、エコール・ド・パリと呼ばれるとともに、様々な芸術が生まれた。

　本展では、笠間日動美術館（茨城県）の西洋絵画コレクションより、ピエール・オーギュスト=ルノワールやクロード・モネら、この時代を代表する画家たちの作品を選りすぐって紹介している。印象派からエコール・ド・パリまで、フランス近代絵画の魅力を堪能したい。