松下真理子「人間の声」

　KEN NAKAHASHIでは、松下真理子による特別作品展示「人間の声」を開催中。2021年に現代芸術振興財団で開催した個展「人間の声」にて発表された作品の一部を再展示する。

　松下真理子は1980年大阪生まれ。2004年に京都市立芸術大学美術学部油画専攻を卒業。16年、「第2回CAFAA賞』最優秀賞を受賞し、ロンドンのデルフィナ財団のアーティストインレジデンスにも参加。国内だけでなく海外での活躍も期待されている。主な個展に、「居住不可能として追放された土地」（KEN NAKAHASHI、東京、2020）、「愛の飾らぬことばにおいて」（銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京、2020）、「IDO」（matchbaco、東京、2016）などがある。

　昨年の個展では、「人間とはどのようなものか」を問い続けてきた松下が、「声」と題した一連の作品などが展示され、命や社会の在り方について、様々な解釈や想像を導く展覧会となった。ギャラリーのウェブサイトでは、2021年10月に書かれた松下の文章「人間の声」を掲載している。