EXHIBITIONS
なつやすみの美術館12 妻木良三「はじまりの風景」
和歌山県立近代美術館で毎年恒例となる「なつやすみの美術館」は、様々な美術の楽しみ方を体験する展示シリーズ。12回目では、和歌山県湯浅町出身の美術家・妻木良三(つまき・りょうぞう)を迎える。
妻木は1974年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。98年より鉛筆による絵画を描き始めた。東京で活動したのち、2008年に和歌山県湯浅町に帰郷し、自坊の本勝寺で僧職を務めながら研鑽を重ねる。2016年度には和歌山県文化表彰文化奨励賞を受賞した。
妻木の作品には、波や雲、海岸や山を思い起こさせる柔らかなかたちが、主に鉛筆を用いて描き出されている。それらは具体的な情景というよりも、どこかであり/どこでもない、時間や場所の制限を超えて存在する原初的な世界への入口であるようにも感じられる。こうした世界へのつながりを、妻木は、日々ため池のほとりや浜辺を歩くなかで見つける化石や骨、ウニの殻など、様々な自然物のなかにも見出してきたという。
本展では、イメージの源泉としての自然と原初的な世界の共通点から、妻木が見つけた「はじまりの風景」を、同館の所蔵品とあわせて紹介する。
妻木は1974年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。98年より鉛筆による絵画を描き始めた。東京で活動したのち、2008年に和歌山県湯浅町に帰郷し、自坊の本勝寺で僧職を務めながら研鑽を重ねる。2016年度には和歌山県文化表彰文化奨励賞を受賞した。
妻木の作品には、波や雲、海岸や山を思い起こさせる柔らかなかたちが、主に鉛筆を用いて描き出されている。それらは具体的な情景というよりも、どこかであり/どこでもない、時間や場所の制限を超えて存在する原初的な世界への入口であるようにも感じられる。こうした世界へのつながりを、妻木は、日々ため池のほとりや浜辺を歩くなかで見つける化石や骨、ウニの殻など、様々な自然物のなかにも見出してきたという。
本展では、イメージの源泉としての自然と原初的な世界の共通点から、妻木が見つけた「はじまりの風景」を、同館の所蔵品とあわせて紹介する。






