EXHIBITIONS
井上結理「NUKEGARA#5」
井上結理の個展「NUKEGARA#5」が京都のギャラリー、ARTSPACEごろごろで開催されている。
井上は京都府生まれ。2007年に京都精華大学芸術学部造形学科洋画分野を、11年に同大学大学院芸術研究科博士前期課程を卒業し、現在も出身地を拠点に活動している。本展では、「NUKEGARA」シリーズより《NUKEGARA #5》を展示する。
「NUKEGARA」は、一日の終わりにその日着ていた服を脱ぎ、写真に収めるという作品。井上は、日常的な「服を脱ぐ」という些細なルーティンの結果、乱雑に脱ぎ捨てられた衣服に対して、まるで脱皮した生き物の抜け殻のような悲しさを覚えるとともに、自身が存在していたことを証明する痕跡のような温かみを感じているという。
今回の《NUKEGARA #5》では、痕跡としての脱ぎ捨てられた服ではなく、服を脱ぐという行為そのものに着目。服を脱ぎ捨てるという行為を過去の自分を捨て去り、新しい自分に生まれ変わる一種の儀式のような行為ととらえ作品化している。
作家は「誰もが体験したことのある服を脱ぐという光景の中に、『自分が進化する瞬間』が映し出されると信じています」とコメントしている。
井上は京都府生まれ。2007年に京都精華大学芸術学部造形学科洋画分野を、11年に同大学大学院芸術研究科博士前期課程を卒業し、現在も出身地を拠点に活動している。本展では、「NUKEGARA」シリーズより《NUKEGARA #5》を展示する。
「NUKEGARA」は、一日の終わりにその日着ていた服を脱ぎ、写真に収めるという作品。井上は、日常的な「服を脱ぐ」という些細なルーティンの結果、乱雑に脱ぎ捨てられた衣服に対して、まるで脱皮した生き物の抜け殻のような悲しさを覚えるとともに、自身が存在していたことを証明する痕跡のような温かみを感じているという。
今回の《NUKEGARA #5》では、痕跡としての脱ぎ捨てられた服ではなく、服を脱ぐという行為そのものに着目。服を脱ぎ捨てるという行為を過去の自分を捨て去り、新しい自分に生まれ変わる一種の儀式のような行為ととらえ作品化している。
作家は「誰もが体験したことのある服を脱ぐという光景の中に、『自分が進化する瞬間』が映し出されると信じています」とコメントしている。

