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EXHIBITIONS

August Vilella「Memories」

kudan house
2022.07.02 - 07.18

August Vilella Sweet Home 2022 Courtesy of the artist, JPS Gallery

August Vilella Sakura Dream 2022 Courtesy of the artist, JPS Gallery

August Vilella Secret Frog Friend 2022 Courtesy of the artist, JPS Gallery

August Vilella Fireflies Light 2022 Courtesy of the artist, JPS Gallery

August Vilella Fishing Afternoon 2022 Courtesy of the artist, JPS Gallery

 バルセロナ出身のアーティスト、August Vilella(オーガスト・ヴィエラ)の個展「Memories」がkudan houseで開催される。本展主催はJPSギャラリー。

 Vilellaは1986年バルセロナ生まれ。現在、東京を拠点に活動し、Tokyo International Art Fair 2016でベストアーティスト賞を受賞。その後も、The Global Art Awards of Dubai(UAE)(2017)ベストイノベイティブアート賞、Art Revolution Taipei(2018)インターナショナルアーティスト大賞および会長賞など数々の賞に輝く。

 独学で絵画を学んだVilellaは、現代美術や古典美術と対話するような油絵を制作。シュルレアリスム的なオートマティズムの手法で、事前のスケッチやアイデアなしにつくられる絵画には、作家が想像したメランコリックなキャラクターたちが登場し、それぞれの作品は潜在意識を反映したユニークな精神的開放と意味を持つ。

 本展の会場となるのは、国の有形文化財に登録されている「九段ハウス」。1927年に竣工した建物は、実業家・山口萬吉の旧邸宅で、日本建築とスペイン建築の魅力的な組み合わせが特徴だ。第二次世界大戦で街の大半が甚大な被害を受けるなか生き残り、激動の時代を耐え抜いた長い歴史は奇跡を体現している。

 本展でVilellaは、歴史的背景を持つ九段ハウスの建物にふさわしい、古典美術に現代的なスタイルを取り入れた作品を発表する。

 展覧会にあわせ、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、純粋さを感じる大きな目の透明なキャラクターが描かれたエディション版画作品《Feel Good》のオンラインエントリー受付を6月24日よりスタートする。