EXHIBITIONS
うるわしき薔薇—ルドゥーテ『バラ図譜』を中心に
群馬県立近代美術館では、展覧会「うるわしき薔薇―ルドゥーテ『バラ図譜』を中心に」が開催される。
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759~1840)はフランス、アルデンヌ地方のサン=チュベール(現ベルギー)出身の植物画家。パリで彫版法と多色刷りの技法を学んだのち、植物画家として活動を始め、王妃マリー・アントワネットの博物収集室付素描画家となった。フランス革命後には国立自然史博物館の植物画家となり、ナポレオン后妃ジョゼフィーヌの植物コレクションを描いた図譜が高く評価され、今日まで「花のラファエロ」と称えられている。
その画業のなかでも、169種のバラをすべて自身で描き、1817年から1824年にかけて多色刷銅版で出版した『バラ図譜』は、ルドゥーテの代表作であり、史上もっとも美しい植物図譜のひとつに数えられている。
本展はルドゥーテの『バラ図譜』より選び出された約120点を中心に、植物図譜を見る愉しみと、育て愛でる花としてのバラの魅力を紹介する。
さらに、日本のボタニカル・アートの先駆者のひとりである二口善雄(ふたくち・よしお)の原画や、写真家・石内都が独自のまなざしでバラを撮った「Naked Rose」シリーズをあわせて展示し、時代を超えて人々の心をとらえる「花の女王」の人気の秘密に迫る。
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759~1840)はフランス、アルデンヌ地方のサン=チュベール(現ベルギー)出身の植物画家。パリで彫版法と多色刷りの技法を学んだのち、植物画家として活動を始め、王妃マリー・アントワネットの博物収集室付素描画家となった。フランス革命後には国立自然史博物館の植物画家となり、ナポレオン后妃ジョゼフィーヌの植物コレクションを描いた図譜が高く評価され、今日まで「花のラファエロ」と称えられている。
その画業のなかでも、169種のバラをすべて自身で描き、1817年から1824年にかけて多色刷銅版で出版した『バラ図譜』は、ルドゥーテの代表作であり、史上もっとも美しい植物図譜のひとつに数えられている。
本展はルドゥーテの『バラ図譜』より選び出された約120点を中心に、植物図譜を見る愉しみと、育て愛でる花としてのバラの魅力を紹介する。
さらに、日本のボタニカル・アートの先駆者のひとりである二口善雄(ふたくち・よしお)の原画や、写真家・石内都が独自のまなざしでバラを撮った「Naked Rose」シリーズをあわせて展示し、時代を超えて人々の心をとらえる「花の女王」の人気の秘密に迫る。