EXHIBITIONS

暴走BOUSOU

2022.06.18 - 07.24

キービジュアル

SOMSOC Gallery 外観

 新たなアート拠点、SOMSOC Gallery(ソムソクギャラリー)が裏原宿エリアにオープン。ギャラリーとセレクトショップを一体化し、時代の精神を反映したアーティストやクリエイティブ・プロジェクトの作品展示および、プロモーションを中⼼に活動する。

 6月18日にスタートするSOMSOC Galleryのこけら落としは、作品を介して、つねに既存の認識の限界を押し広げているアーティスト11組を迎えたグループ展「暴走BOUSOU」を開催。参加作家は、明和電機、上野雄次、SHOBUN最終処分(赤松絵葉&喬頑頑)、擦主席(ChairmanCa)、龐寬(Pang Kuan)×AMA、静電場朔(Dian)、親方OYAKATA、Josh Wang、Cesc Grane、Oooooono、鐿菲PINKY。

 タイトルの「BOUSOU」は、「暴走」の意味にとどまらず、「暴装」「暴創」「暴奏」「暴想」「暴草」とあらゆる方向へ意味を拡大し解釈することができる。ルールを無視して⾛り、笑い、そして⾃主独往的な様⼦を意味するこれらの⾔葉が、アートを実践をする状態にふさわしい⽐喩だと考え、名付けたという。

 会場では、絵画、インスタレーション、映像、パフォーマンス、さらにはインスタレーションと車を組み合わせた「移動式没⼊型」の作品も登場。11組のアーティストそれぞれの作品は、物理的な形の探究や感覚的な体験の暴⾛だけではなく、身体、政治、コンセプト、ポップカルチャー、ゲーム世界などからの精神的な解放を表する。これは、既成の認識に対する疑いと挑発であり、⽣活と芸術の境界を曖昧にする考察と探求でもある。