EXHIBITIONS

西川茂「under construction or destruction: layer and gap」

西川茂 Gap - Sealed House 2 2022

西川茂 Layer - Sealed Tower 4 2022

 奈良・京都を拠点に活動している西川茂(にしかわ・しげる)の、 タグチファインアートでは初となる個展が開催される。

 西川茂は1977年岐阜県生まれ。97年に近畿大学理工学部土木工学科環境デザインコースを中途退学。2002年に大阪芸術大学附属大阪美術専門学校芸術研究科絵画コースを修了し、07年から1年間アメリカ・ニューヨーク州の障がい者と健常者の共同生活体「トライフォーム・キャンプヒル・コミュニティ」に滞在、絵画コースでアシスタントを務めた。これまでに主に奈良、京都、東京で個展を開催している。

 西川は、建築中あるいは解体中(改装中)の建築物の仮囲いをモチーフに制作。油彩による大胆な筆触を生かした抽象表現により、風景の移ろいや時間の流れを表現しようとしてきた。

 今回は新たな試みとして制作された2つのシリーズを初めて発表する。ひとつは異なる色彩により背景をボーダー状にした「Layer(レイヤー)」シリーズ、もうひとつは2枚のキャンバスを水平にずらした支持体に描く「Gap(ギャップ)」シリーズだ。

 複数の色彩により縞状にした背景に描く「Layer」シリーズは積み重なる時間や地層が想起される。いっぽう「Gap」はこのレイヤーから発展したシリーズで、異なる色彩を施した2枚のキャンバスを水平にずらして接合し、それを支持体に描いている。