EXHIBITIONS
菅谷杏樹 個展「Ambrosia」
myheirloomは、アーティスト・菅谷杏樹の初個展「Ambrosia」を開催している。
菅谷は1992年東京都生まれ。2018年に東京藝術大学美術学部先端芸術表現科を卒業後、22年に同大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻を修了。19年から東京都檜原村に住み、養蜂、養蚕、農業を実践しながら、主に自然物を使用したインスタレーションの制作を行い、人間中心主義における異種との生活や共生の精神を模索している。
本展では、CAF賞2018入選作品であり、東京藝術大学先端芸術表現科の卒業制作としても発表したミツバチを扱ったシリーズ「HONEYOATH」を、新たに2022年バージョンとして「採集」し、個展として再構成し展示する。
本展における作品は、菅谷自身が養蜂を営みながら日々の生活のなかで抽出し、自然のサイクルと共振させた特別な作品だという。
展覧会のタイトルに冠した「Ambrosia」は、ギリシア神話における神々の食べ物を表し、語源的には「不死」を意味する言葉だ。かつてミツバチは神の使いとして人々に崇められてきたこと、そして現在野生のミツバチの数は年々減少を続けていること。これらを自ら養蜂したミツバチを用いて鮮やかに問いかける本展は、家畜と人の関係性、野生の動植物が生態系にもたらす影響など、日常では意識することのない多くの現象について思いをめぐらすきっかけをくれるだろう。
菅谷は1992年東京都生まれ。2018年に東京藝術大学美術学部先端芸術表現科を卒業後、22年に同大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻を修了。19年から東京都檜原村に住み、養蜂、養蚕、農業を実践しながら、主に自然物を使用したインスタレーションの制作を行い、人間中心主義における異種との生活や共生の精神を模索している。
本展では、CAF賞2018入選作品であり、東京藝術大学先端芸術表現科の卒業制作としても発表したミツバチを扱ったシリーズ「HONEYOATH」を、新たに2022年バージョンとして「採集」し、個展として再構成し展示する。
本展における作品は、菅谷自身が養蜂を営みながら日々の生活のなかで抽出し、自然のサイクルと共振させた特別な作品だという。
展覧会のタイトルに冠した「Ambrosia」は、ギリシア神話における神々の食べ物を表し、語源的には「不死」を意味する言葉だ。かつてミツバチは神の使いとして人々に崇められてきたこと、そして現在野生のミツバチの数は年々減少を続けていること。これらを自ら養蜂したミツバチを用いて鮮やかに問いかける本展は、家畜と人の関係性、野生の動植物が生態系にもたらす影響など、日常では意識することのない多くの現象について思いをめぐらすきっかけをくれるだろう。

