EXHIBITIONS

青木野枝+山口藍 二人展「山と空」

上段左から時計回りに、青木野枝《Mesocyclone-1》(2021) 撮影=三嶋一路 ©︎ Noe Aoki Courtesy of ANOMALY、青木野枝《玉曇 1》(2011)、山口藍《とくるかみのひまごとに》(2006)、山口藍《花になく》(2014)

山口藍 とくるかみのひまごとに 2006

山口藍 花になく 2014

青木野枝 玉曇 1 2011

青木野枝 Mesocyclone-1 2021
撮影=三嶋一路 ©︎ Noe Aoki Courtesy of ANOMALY

 青木野枝と山口藍の2人展「山と空」が、銀座 蔦屋書店のイベントスペースGINZA ATRIUMで開催される。

 本展では、現代美術の作品を手がける版画工房 エディション・ワークスにて制作された作家2人の版画作品を中心に、オリジナルの立体や平面作品を展示。リトグラフ、銅版画、木版画、デジタルプリントなどそれぞれの技法が持つ持ち味や、版画の魅力を紹介する。

 大気や水蒸気などをモチーフに、鉄を素材としてつなぎ合わせる彫刻作品が知られている青木。その彫刻と版画は、いずれも見る者を作品の一部に取り込むような独自の世界観を構築している。

 いっぽう山口は、江戸時代の文化や風俗を表現したシリーズ「とうげのお茶や」で、遊女として暮らす少女たちの姿を描いてきた。「作家の世界観を作る上で版画とオリジナル作品は互いに補い合うもの」と考え、キャンバスや磁器などのオリジナル作品と並行して、数多くの版画作品も制作している。

 2人の制作に協力する版画工房 エディション・ワークスは1984年に設立。銅版、木版、リトグラフ、シルクスクリーン、デジタルプリントなど、伝統技法からデジタル技術まで幅広い技術を用い、国内外多数のアーティストの版画を手がける日本有数の版画工房だ。

 本展のタイトル「山と空」には、「この展覧会がふたりの表現をつなぎ、新たな景色が生まれることを望み『山と空』と題しました。」という、青木と山口の両作家の刷り師を一貫して務めてきた加山智章(版画工房 エディション・ワークス代表)の思いが込められている。

 なお作品は、銀座 蔦屋書店の店頭および、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売される。