森山大道「記録」

　AKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAは、森⼭⼤道の個展「記録」を開催。本展は銀座スペースでの個展（5月27日～9月3日）との同時期開催となる。

　森⼭の『記録』は、「⽇常で撮ったものをすぐに焼いて、近くの⼈たちに⼿渡しで⾒せるという最⼩限のメディアを」と模索するなか、1972年に始まった私家版写真誌。翌年の第5号をもって⼀時休刊となったが、2006年にAkio Nagasawa Publishingより復刊され、現在、最新50号まで継続して刊行中だ。 

　森⼭は「ぼくにとって、記録はライフライン。電気、⽔道、ガスと同じで、なくてはならないもの。記録の存在があるから⼀歩が踏み出せる。常に⾃分を振り返ることが出来るパーソナルメディア。」 と語っている。

　AKIO NAGASAWA GALLERY GINZAでは、『記録』1号から50号に収録されている全カットをスライドインスタレーションとして展覧。いっぽうAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAでは『記録』50号からの作品を中⼼に紹介する。

　また、両会場にてこれまで発売されたすべての『記録』（在庫がある号のみ）を販売。 つねに現在進⾏形の森⼭の活動を、展示と『記録』から体感できる。