EXHIBITIONS

まるごとTADこども美術館 富山県美術館開館5周年記念

宮城県美術館所蔵 絵本原画の世界2022

2022.05.28 - 07.05

林明子『はじめてのおつかい』表紙・裏表紙原画 宮城県美術館蔵
1976年3月『こどものとも』240号掲載

山脇百合子『ぐりとぐら』26-27頁原画 宮城県美術館蔵
1963年12月『こどものとも』93号掲載

 富山県美術館が「まるごとTADこども美術館 富山県美術館開館5周年記念 宮城県美術館所蔵 絵本原画の世界2022」展を開催。『ぐりとぐら』や『はじめてのおつかい』など、月刊絵本『こどものとも』から絵本原画約350点が集結する。

『こどものとも』は、上質な美術体験を与える絵本づくりを目指して、福音館書店から1956年に創刊。画家や彫刻家、マンガ家など幅広い分野の作家たちが絵を寄せるなど、当時類のない月刊絵本として刊行を重ね、誰もが知る名作絵本の数々を生み出してきた。

 本展では、宮城県美術館が所蔵する初期の原画コレクションから選りすぐって34作家、約350点の貴重な絵本原画を紹介。いまでは子供から大人まで広く親しまれる、日本の絵本の原点と歩みを、魅力あふれる原画の数々で楽しみたい。

 出品作家は、堀文子、松下紀久雄、山中春雄、太田大八、渡辺三郎、竹山博、朝倉摂、太田忠、池田龍雄、村田道紀、馬場のぼる、長新太、山本忠敬、串田孫一、山田三郎、三好碵也、土方久功、クロード岡本、山脇百合子、中谷千代子、村山知義、小野かおる、吉井忠、寺島龍一、水四澄子、中谷貞彦、齋藤眞成、佐藤忠良、秋野不矩、西巻茅子、なかのひろたか、林明子、矢吹申彦、小出保子(本展出品作の月刊『こどものとも』掲載順)。