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国芳はなぜ「奇想の絵師」になったのか?

幕末に活躍した歌川派の絵師のひとりで、同い年の広重や兄弟子の国貞とともに「歌川派の三羽烏」と称された歌川国芳。近年は、美術史家・辻惟雄によって「奇想の絵師」のひとりにも数えられており、現代もっとも注目を集める浮世絵師のひとりだ。その「奇想」はどこに由来し、「奇想の絵師」たらしめるものとは一体何か? 大阪中之島美術館で開催中の「歌川国芳─奇才絵師の魔力」展に寄せ、それらの疑問の答えを探る。

2025.1.26
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「Migration」がテーマの新美術館「Fenix」。アンネ・クレマース館長が目指す「新しい意義ある場所」

5月16日、オランダ・ロッテルダムに「migration(移住・移動・移民)」をテーマにした世界初の美術館「Fenix」が開館する。アートを通じて「migration」にまつわる物語を語るこの美術館は、2019年から開館に向けて世界各地でコレクションを収集し、準備を進めてきた。館長アンネ・クレマースに独占インタビューを行い、そのビジョンと決意を聞いた。

2025.1.19
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「巳年(ヘビ)」にちなんだアート20選

2025年(令和7)の干支は巳(ヘビ)。これにちなみ、国内で見られるヘビのアート作品から、20選をお届けする。古来人間がヘビに託した多様な意味を楽しんでみてはいかがだろうか。

2025.1.5
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2025年に注目したい国際芸術祭ベスト12

2025年は大阪・関西万博が控えていることもあり、多くの芸術祭が開催予定となっている。今回は、そのなかからとくに注目したい芸術祭を12つ厳選。チケット購入や休館情報、その他最新情報については、各芸術祭のウェブサイトを参照してほしい。

2025.1.3
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2024年大型展覧会の入場者数回顧

2024年の美術館・博物館の入場者数はどのような結果となったのか? 三大都市圏の美術館・博物館での大型展を中心に、その動向を振り返る。※対象展覧会は2024年1月1日〜12月13日の期間に開催されたもので、2023年から会期がまたいでいるものも含む。12月16日時点で開催中のもの、館や主催者の意向で回答がなかった・数字を公表していないものは含まない。

2024.12.31
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鑑賞力アップにつながる指南書10冊(2024年下半期編)

作品の背景や歴史、作者の意図を理解したうえで臨めば、より深い感動や楽しさを得られる美術鑑賞。今回は、2024年下半期に発売された美術書を中心に、アート初心者でも無理なく読めて、鑑賞力を大きく向上させることができるおすすめの美術書を10冊ご紹介。

2024.12.31
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2024年のアートシーンを振り返る

能登半島地震からDIC川村記念美術館の移転発表まで。美術手帖で取り上げたニュースをもとに、2024年のアートシーンを振り返る。

2024.12.29
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2024年のアートマーケットを振り返る

国内外で開催されたアートフェアからオークションニュース、マーケットの有力なプレイヤーのインタビューまで。美術手帖で取り上げたニュースを中心に2024年のアートマーケットを振り返る。

2024.12.28
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青柳菜摘が選んだ「言葉を鑑賞できる詩集」6選。意味から剥がれていく言葉を読む

「亡船記」(十和田市現代美術館、2022)をはじめとする数々の展覧会で作品を発表し、詩集『そだつのをやめる』(2022)では第28回中原中也賞を受賞、またプラクティショナー・コレクティヴである「コ本やhonkbooks」の主宰としても知られる詩人・アーティストの青柳菜摘。言葉への興味が高まるいま、青柳に「言葉を鑑賞できる詩集」を選んでもらった。

2024.12.26