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村井祐希

Yuki Murai

 村井祐希は1995年神奈川県横浜市生まれ。2017年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。「着る絵画」「動く絵画」といった既存の絵画のあり方を突破するような作品の制作を続け、シリコンと油絵具、あるいはアクリル絵具を混ぜ合わせた作家オリジナルのメディウム「オムライス絵具」によって、絵画における絵具と人間の関係性を刷新するための制作を行う。個展「村井のいっぽ」(MAHO KUBOTA GALLERY、東京、2018)では、3人の人間、庄島明源、野島健一、村井祐希を制作のための装置として、主体の抹殺合戦を繰り広げ、絵具を人間の道具から解放するための革命を実戦した。受賞歴に、18回岡本太郎現代芸術賞特別賞(2015)、トーキョーワンダーウォール公募2015入選、第2回CAF賞優秀賞(2015)。これまでの主な個展に、「村井のいっぽ」(MAHO KUBOTA GALLERY、東京、2018)、「Phantom to the past」(ホテルアンテルーム、京都、2017)、「TWS-Emerging 2016 第4期:千年に一度のムライ」(トーキョーワンダーサイト渋谷、2016)、「SUPER PROMINENCE EXPRESSION!」(DUST BUNNY、東京、2015)がある。