富田直樹

　富田直樹は1983年茨城県生まれ。2012年京都造形芸術大学美術工芸学科卒業。15年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻修了。大都市近郊の風景や空きテナントのファサードなど、寂寞としてニュートラルな状態のモチーフを厚塗りの油絵具を重ねる手法で描くほか、職業を持たないフリーターの若者たちを描いた絵画作品を制作。15年東京オペラシティ アートギャラリーProject N 60 にて個展を開催。同年に現代芸術振興財団アートアワード「CAF ART AWARD」にて審査員特別賞を受賞した。主な個展に「いつか　RADICAL SHOW 2012 京都造形芸術大学エマージングアーティスト展［II期 SOLO SHOW］」（渋谷ヒカリエ 8/CUBE1, 2, 3、東京）、「郊外少年／suburban boy」（MAHO KUBOTA GALLERY、東京、2016）、「富田直樹 さざなみ」（つなぎ美術館、熊本、2018〜19）など。「宮島達男：コラボレーションプロジェクト Counter Painting 2014」（CAPSULE Gallery、東京、2014）など多数のグループ展にも参加している。