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松岡勇樹

Yuki Matsuoka

 松岡勇樹は1994年京都府生まれ。2020年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了。描くことを自己が世界を獲得する行為とし、日本の風土から生まれた絵画の再考・創作を志向している。20年コロナ禍に交通事故と病気による利き腕の手術、祖母の死を経験。入院中に見た雲の生成と消滅、医療に消費される豚を自覚したことで「無常観」や「はじまりとおわり」に関心を持ち、豚生革や和紙に墨、金で点描した《はじまりもおわりもない》と題する絵画を制作。主な展覧会に「第8回郷さくら美術館 桜花賞展」(郷さくら美術館、東京、2019)、「京都日本画新展2023」(美術館「えき」KYOTO)、「かめおか霧の芸術祭城跡芸術展」(亀岡市丹波亀山城跡、京都、2023)、「ARTISTSFAIR KYOTO2024」(京都国立博物館 明治古都館)など。「京都日本画新展2023」奨励賞・京都市長賞受賞。