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川内倫子

Rinko Kawauchi

 川内倫子は1972年滋賀県生まれ。成安女子短期大学(現・成安造形大学)卒業。コイ、雲、カラス、カーテンといった何気ない日常の光景や草花を繊細にとらえた写真によって、生や死を照射する『うたたね』(リトルモア、2001)、日本各地で打ち上げられる花火と、それを見つめる人々を写した『花火』(リトルモア、2001)の写真集2冊が第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。近年は、熊本県・阿蘇山の野焼きの様子や、神に捧げる舞の儀式などを収めた「あめつち」「影を見る」を発表し、写真や映像を通して美しさ・醜さ、楽しさ・哀しさといった両極端の要素、宇宙的な広がりを写し出す。主な個展に「Cui Cui」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2008)、「照度 あめつち 影を見る」(東京都写真美術館、2012)、「Rinko Kawauchi – Illuminance」(クンスト・ハウス・ウィーン、2015)、「川が私を受け入れてくれた」(熊本市現代美術館、2016)。