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綿引明浩

Akihiro Watabiki

 綿引明浩は幼少期からの空想世界をモチーフとした銅版画を中心に作家活動を開始。1999年アニメーションのセル画をヒントに、透明アクリル板の裏面から描くオリジナル絵画技法「クリアグラフ」による作品を発表。透明アクリル板を基底材として裏面からアクリル絵の具で彩色し、筆、スポンジ、竹串、銅版画の道具などを用いて作品を制作している。また、アクリル板を重ねることにより、不思議な奥行きや視覚的効果を生み出している。これまで国内外のギャラリーで個展やグループ展、ワークショップを開催。2013年新島国際ガラスアートフェスティバルへの招待を受け、初のガラス作品を制作。15年にはショートアニメーションに挑戦するなど、ジャンルを越えて活動している。「西武美術館版画大賞展優秀賞」受賞。