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YOFUKURO

YOFUKURO

 YOFUKUROは2015年に寺園聖市、大誠の兄弟によって結成。「ヒト」の本質には普遍的な美が内在していると信じ、試行錯誤を繰り返しながら制作活動を行なっている。主に熊本、東京、ニューヨークを中心に活動している。

 寺園聖市 Seiichi Terazono
 1980年熊本県生まれ。岡山県立大学卒業。肖像画を得意とし、パステル、アクリルを主に用いる。描くキャラクターは強い意志を持つと同時に脆弱性も併せもち、また作者の死生観が垣間見える。表面に現れるリアリズムではなく、心の内のリアリズムに目を向け、「創造的プロセスから思考を捉える」という概念を探求している。

 寺園大誠 Daisei Terazono
 1987年熊本県生まれ。東京藝術大学大学院修了。人物画を得意とし、様々なモチーフ(モデル)を描きながら普遍的な人間の本質を探求している。極端に簡略化された空間を背景に描かれたキャラクターは大きくデフォルメされ、強い個性を放っている描かれた人物画からは、美しさと同時に心理的不安を感じさせる。

 主な個展に、「YOFUKURO展」(Gallery boketto、熊本、2020-22)、「ヒト」(BLANK、東京、2020)、「Sheep of blindness」(Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi、東京、2020)、グループ展に、「TRAVERS」(LazySusan gallery、ニューヨーク、2019)、「創造他人」(青山スパイラルガーデン、東京、2017)など。受賞歴に、くまもと「描く力」 菅章賞(2021)、アートオリンピア2022入選などがある。