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遠藤一郎

Ichiro Endo

 遠藤一郎は1979年静岡県生まれ。「GO FOR FUTURE」をキーワードに活動を展開。黄色い車体にネイビーの文字で「未来へ」と書かれた「未来へ号」で車上生活を送りながら全国を訪ね、行く先々で出会った人々に夢を書いてもらうなど、「未来美術家」としての活動を行う。2012年からは、日本列島を縦断し、走行の軌跡を通して日本地図上にポジティブなメッセージを描き出すプロジェクト「RAINBOW JAPAN」や、カッパに扮して各地に出没する「カッパ師匠」としての活動も継続。水戸芸術館現代美術センターで開催された「Beuys in Japan:ボイスがいた8日間」(2009-10)の関連企画「愛と平和と未来のために」では、気候を問わず46日間にわたってほふく前進を行った。こうした作品をはじめ、叫びながら柱に身体を打ち付けることを繰り返す、自分の身体を感電させて発生した音を、楽器にしてバンドに参加するなど、身体を存分に活用したパフォーマンスも行う。これまで参加した主な展覧会に「六本木アートナイト2012」(六本木ヒルズアリーナ)など。