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青木絵理

Eri Aoki

 青木絵理は長野県生まれ。2019年愛知県立芸術大学美術科油画専攻卒業、21年同大学院油画・版画領域修了。現在は長野を拠点に活動。元々油彩画を描いていたが、大学3年生の時に出会った版画技法に魅了され、以後は銅版画を中心に制作、2020年には第45回全国大学版画展町田市立国際版画美術館賞を受賞。現在は、銅版画や木版画といった版画の技法を取り入れながら、さらに鉛筆や木炭による直接表現を加えたユニーク作品を制作。人との関わりや、社会で生きていくうえでの軋轢、不安、孤独といった心の深奥の闇を見つめ、そうした負の領域を様々な異形の生物として画面に描き、濃密かつ混沌とした独自の作品世界をダイナミックに表現している。2022年8月NODA CONTEMPORARY(名古屋)で初の個展「羊水の垢」を開催。