ARTISTS
キム・チャンソン
Chansong Kim
キム・チャンソンは1988年生まれ。デジョン広域市をベースとして活動し、現在は主に人の身体と植物を主なモチーフとして制作する。作品は、身近なものへの固定観念やイメージを揺さぶることで様々な境界を曖昧にする。腕や脚など身体を描いた作品では、自身の身体を撮影した時に感じた「まるで自分の身体ではないような違和感」から着想し、主体と客体の境界を揺さぶる緊張を表現する。また植物を描いた作品は、フランスでの滞在制作中に訪れた庭園から着想を得たシリーズで、19世紀に植民地から持ち込まれた外来種と在来種が共存/淘汰し続けている様子を揺らぐような輪郭で描く。