ARTISTS
豊永侑希
Yuki Toyonaga
豊永侑希は武蔵野美術大学日本画科卒業。オールドローズ愛好家、植物画家として本や雑誌で活動しながら古典絵画技法を学ぶ。経歴から透明水彩、テンペラ、混合技法、油彩、鉛筆画と作品の技法に幅があるが、庭で育てた薔薇を中心に植物や少女、女性像を組み合わせる作風は一貫しており、写実的でありながら幻想的で古典への憧憬が感じられる。神話や本に題材を求めることも多い。古典への傾倒は現代社会に対する直感的な不安が投影されたものでもあるが、ただ退行し過去を振り返っているわけではなく、神話のように今も昔も変わらない、人が人である限り変わらないなにかしらの真実を浮かび上がらせることを目的としており、過去と現代を薄い薔薇の花びらのように重ねあわせることで透過されて滲み出てくるものを希求している。
主な展覧会に、「少女たちの領域 ephemeral 2019」(みうらじろうギャラリー、東京、2019)、「霊性の人」(ワイアートギャラリー、大阪、2019)、「一点の表現展」(ギャラリーベルンアート、大阪、2020)、「六月の回廊展」(ギャラリーベルンアート、大阪、2020)、「浮生若夢」(みうらじろうギャラリー、東京、2020)、「sub rosa 豊永侑希・伊豫田晃一展」(ワイアートギャラリー、大阪、2020)、「パンドラの箱」(みうらじろうギャラリー、東京、2020)、「リルケに寄す」(silent music、東京、2021)「五月の回廊展」(ギャラリーベルンアート、大阪、2021)など。
主な展覧会に、「少女たちの領域 ephemeral 2019」(みうらじろうギャラリー、東京、2019)、「霊性の人」(ワイアートギャラリー、大阪、2019)、「一点の表現展」(ギャラリーベルンアート、大阪、2020)、「六月の回廊展」(ギャラリーベルンアート、大阪、2020)、「浮生若夢」(みうらじろうギャラリー、東京、2020)、「sub rosa 豊永侑希・伊豫田晃一展」(ワイアートギャラリー、大阪、2020)、「パンドラの箱」(みうらじろうギャラリー、東京、2020)、「リルケに寄す」(silent music、東京、2021)「五月の回廊展」(ギャラリーベルンアート、大阪、2021)など。