ARTISTS

ジョナサン・セリガー

Jonathan Seliger

 ジョナサン・セリガーは1955年アメリカ・ブルックリン生まれ。幅広いブランドのショッピング・バッグを日常の消費物として制作し、アンディ・ウォーホルと同様、消費文化をアートに転換している。大学卒業後、美術批評やフリーランスのキュレーターとしてアート業界でのキャリアをスタートさせ、80年代後半には、ニューヨークのギャラリーでディレクターとしてアーティストをサポートしていた。その後、日常生活に存在する様々な物を実直に再構築するコンセプチュアル・アーティストに転身。有名ブランドのショッピング・バッグ、中華料理のテイクアウト用の容器、電球、ミルクカートンなどにポップ・アートのエッセンスを盛り込んだアイコニックな作品は、シンプルでわかりやすいのが特徴である。